エアコン1台で全館冷暖房する平屋モデル考案終了

約5日間くらいでしょうか・・・

平屋で今度始まる『Q1.0住宅都賀2』

エアコン1台で全館冷暖房出来る空調システムをずっと考案してました。

普通は、「エアコン1台」といっても、夏用、冬用と合計2台、あるのが高気密高断熱の家です。

家は性能とか言ってるワン条さんは11台もあるけどね。

 

 

8月に完成したQ1.0住宅粟野は90帖の家を14帖のルームエアコン1台で全館冷暖房する事に大成功しまして、完成見学会では、外気温36℃とか37℃、車の外気温が示していたという方が殆どの中、室内は25~26℃で、多くの方が驚愕しておりました。

そして2階の方が1階よりも涼しいという摩訶不思議な現象に、皆さん驚かれておりました。

竣工写真の中に、UPするのは試験終わった後にやります(笑)

 

後でQ1.0住宅粟野に関しては詳しく発表します。

下記はお盆8/15日の一日の全室の室温の推移です。


 


分かりますか?

このほぼ一直線の凄さを。

これ、エアコンの設定温度、基本は27℃ですよ。

大体こんな感じでした。

 

下記は8/14日ですね。

洗面所がいきなり高いのはは乾燥機を回した時かな?

左側の全室表示されているのをみても、2階の方が比較的に室温低くなってますよね。

ちなみに玄関と勝手口が南東と北西で一番距離が対角線に離れた位置にあります。

でも25.6℃で同じです(笑)

 

エアコンは2階のホールからのみ1か所吹き出し口から送風されています。

 

吹抜けって、冷暖房効率悪いって良く聞きませんか?

それは、残念ながら、吹抜けの最大のメリットがデメリットになってしまうという・・・性能がとても悪い家の場合ですね。

そのような家を数千万で買うのですから、残念ですよね。

 

当然ですが、Q1.0住宅粟野は吹抜けを設けています。

 

サーモカメラを見ても、下記の様に、1階の床と2階の天井が、吹抜けを通じても同じ温度で25.3℃なのが分かりますか?

この時、エアコンの設定温度は27℃です。

↓1階床:25.3℃

 

↓2階天井:25.3℃

 

↓2階ホール:25.0℃


 

↓1階リビングと繋がる洋室:25.5℃



ね!?

2階の方が若干涼しいでしょ?(笑)

 

これ、外は35℃前後ある中、このような室温というか、室内環境、信じられますか?

これが、Q1.0住宅レベル3の実力なのです。

このQ1.0住宅粟野は、冷房費が24時間付けっぱなしで2000円ちょっと?って言ってましたね。
ほぼシミュレーション通りのようですね。

 

で、やっとタイトルの話なのですが、これは2階だから出来るシステムを構築したわけで、平屋ではまったく同じくは出来ないのです。

 

実は、先日の新住協の総会時、冷房の話が現場見学でも会場でも出て・・・

冷房の冷たい空気って、なかなか動かないのですよ。

吹抜けあって、2階から冷房つければ、1階まで降りていく・・・な~んて簡単にはいかないのですね。

 

だから、エアコン1台で全館冷暖房しようとすると、基本は冷房で失敗する人が多いと思われます。

僕は、高断熱高気密住宅というのは、これから先・・・

「冷房」・・・

つまり、「暑さ」「猛暑」に対して、どれだけ涼しい・・・というか

「暑くない」

という環境を如何に造れるか?

だと思っております。

 

この辺のQ1.0住宅粟野の話は、セミナー時にそれなりに触れています。

もっとグラフも見せています。

 

まあ、平屋でこういった環境をどうすれば出来っかな~~って考えていたわけです。

それも・・・

『簡易的に』

そして、

『住まい手がメンテナンスしやすく』

という所も考慮してさ。

 

で・・・

本日、考案は終了しました。

 

これも恐らく、日本で殆ど事例の無いシステムだと思います。

初めてかもしれませんね。

 

Z空調とかのように、一月に1.5万から3万超えのお金がかかる訳ではありません。

ルームエアコン1台です。

室外機も1台です。

 

恐らく冬は、システム的に床暖房のようにもなるでしょう。

しかも、「地下室」があります
(*´艸`*)

地熱も無料で使う感じですよね。

 

今度も中々凄い快適な家が出来そうだ!

まだ僕の頭の中ですけど(笑)

 

というわけで、後は確認申請が下りるのを待つだけだ。

 

これから試験まで、仕事はほとんどお休みいたします。

試験勉強の為だけに生きるような生活になっていくと思います。

多分、廃人です。

それくらい自分を追い詰めて行こうと思います。

2019年10月01日