Q1.0住宅都賀2、QPEXで計算した結果・・・

QPEXで計算終了です。Q1.0レベル3でした。

 

レベル3というのは、次世代省エネ基準の暖房エネルギー使用が100%とした時、80%OFFの20%以下でしか使用されないという、本物の省エネ住宅(エコハウス)です。

今回は14.8%なので、85.2%OFFという事になります。

その為、年間の暖房エネルギーは、条件によりますが・・・

暖房費¥7,236円
冷房費¥4,081円
で合計¥11,371円で済む性能となっています。

年間ですよ。


温熱性能は、

Q値:1.14
UA値:0.30
自然温度差:11.0℃(暖房期)、
7.14℃(冷房期)です。


バージョンUPしてからちょっと計算結果が厳しくなると総会時に聞いていたので、レベル3は厳しいかと思いましたが、いつもと変わらず3でした。
自然温度差は過去最高に大きく、暖房期は11℃ですね。

 

今回のバージョンUPで室温変動が出来るようになった。

 

これは、無暖房での自然室温シミュレーションと違い、実際の生活に近い形となっているようです。

どういうことかというと、僕はいつも無暖房での室温シミュレーションをしていますが、新住協のボス、鎌田先生からしたら、実際に無暖房で過ごす事なんてないんだから、無暖房なんてやたってしょうがないじゃない!!

って言われているのですが、ここは引けません(笑)

無暖房で室温を保てる事が凄いんですよ!

鎌田先生がこの世に生み出したQ1.0住宅の凄さを示すことが出来るんですよ!

 

HEAT20なんて、目指しても意味がないとは言いませんが、正直UAだけ決められたHEAT20のG2,G3をクリアしたからと言って、その家が暖かいとは言えない。

僕はこの事をこれからも訴え続けようと思います。

 

まあ、それで、QPEXでの室温シミュレーションですが、夜暖房を切ったらどれくらい室温が下がるか?という感じで、「保温性能」が示せる感じですね。

とりあえず、下記を見てください。あえて、住宅展示場へ行くと「ZEHの家」みたいな看板が目立つので・・・

 

それがどれくらい恥ずかしい(/ω\)看板なのかを証明して見せよう。

 

例えるなら・・・

「聖子ちゃんカット出来ます」って看板が町中の美容室が看板掲げていたとする。

下記が本物を知っている美容室が掲げる看板です。

 

 

でも、下記たちの看板があったら、どう思います?

 

 

「聖子ちゃんカット」は知っていても、「聖子ちゃん」を知らないんですよ。

 

つまり、多くの住宅展示場は「ZEH」という言葉は知っているけど、
「Q1.0住宅」が本当のZEHだという事を知らないのですよ。

太陽光で±0になるのがZEHだと思っているのですよ。

これは、看板で言えば「髪型」の部分だけ。

松田聖子がやるから爆発的人気になったのだという事を、僕も詳しく知らない(笑)

 

ちょっと話がズレたので、話を本題に戻そう。

 

Q1.0レベル3は、20℃の状態から深夜0時に暖房を切っても、マイナス5.4℃の朝5時、寝室は3.2℃、LDKは4℃、洗面所は3.7℃しか下がらない。

 

 

それに対し、UA値0.52、Q値2.35のZEH基準クリア(函館や青森の省エネ基準クリア)の家は寝室は7.6℃、LDKは9.1℃、洗面所は8.2℃も下がってしまう。


つまり、室外機が沢山ある住宅展示場の家は、また20℃の室温に戻すのに、7.6℃~10℃分エアコンたちは働かなくてはならない。


 

そして、その分太陽光で発電しないとエネルギーゼロにはならない。

なので、正直UA0.52なら、ZEH基準クリアとか、函館とか青森の省エネUA基準クリアとか、栃木の方では言えちゃうけど、エアコン切ったら全然保温性が無い事が分かる。

UA値って、ちゃんと色んな部分の損失考えて低いならいいのだけど、ただ数値遊び状態でUAを良くしても全く意味がない。

UA値だけで性能を評価する事は、住まい手に取って、とても癌だと思う。

 

これ、あえて結構数値的には悪くないZEH基準でやりましたけど、宇都宮も鹿沼の色んな所で看板見る会社はUA0.6台が結構多いですからね。

もっと悪い事になります。

・・・と思って、ブログに載せようと思ったけど、これは建築知識ビルダーズの連載で取り上げて見よう(笑)

なので、無料のブログではそこまでやりません(笑)

 

 

まあ、とりあえず・・・


ホームズ君でもQPEXでも数値はほぼ同じなので、2重チェックも終了です。
BELS★5取得のための申請も終了です。

2019年10月18日